古参アニメオタクの差別意識に絶望した!

先日entryした「悪魔じゃない!作画崩れじゃない!なの?」の続きと言うかその後の進展をみて。

今回のid:kanoseアニメーターのわずかな個性も許さないアニメファンに絶望した! に端を発した騒動〈もっともその原点をたどるとここ数年の問題ではありますが〉を関心を持ってみた人ならご存知かもしれませんが参考例として引き合いに出された〈魔法少女リリカルなのは〉はそのオリジナルをエロげーの〈とらいあんぐるハート 略してとらハ〉に辿る事ができます。私は、〈とらハ〉をプレイしたことなく本放送のときはよく在るエロげーキャラの2時創作程度に考えていて完全にスルーしていました。テーマ曲がヒットチャート上位にいったことも知りませんでした。
ですが、ひょんなことから見る機会があり、一発でハマってしまいました。最初は作画のことなんか気にせず、むしろ〈なのは〉というアニメの立ち位置が90年代の〈天地無用〉と〈魔法少女プリティサミー〉にダブって見えたことや、それ以降のアニメのエッセンスを消化し、「なのは」が新しい魔法少女像を見せたことに感動すら覚えつつ全エピソードを蒐集しました。
そんな自分のエピソ−ドをオタ系出版に関わる友人に話したところ彼もハマってしまい彼から今回問題になったベルカ式作画のことを教わりました。最初は気にしませんでしたがふとA'sの#3「再開、そしてお引越しなの!」で先日のentryで述べた部分に気が付いてから注意してみるようになりました。
で、今回問題の部分と私が気が付いたところの違いを考えると私の気付いたのはアクションも特にないシーンでの低レベルの作画であり、修正の比較に引用されたのは動きの激しいシーンの一部であるということです。動きの激しいシーンであれば限られた原画で躍動感を持たせるためにやや不自然なパースがあっても不思議ではない。
たった一枚のキャプチャー画像で比較批判するのは確かに不毛と言うかしょうもない。

だが私はそれに関するid:kanose id:blackpigの視点・書き方が大変気になった。
お二人ともそれなりの見識をお持ちのようにお見受けしたのだが出てくるのは〈最近のアニメオタクは原作至上主義も含めてしやうもないところでがたがた言っていて阿保やなあ〉みたいなことをろくに本編を見ないで述べているところに私は中年オタクの矮小なエリート意識を感じてしまい、今回の騒ぎの中、彼らとは別の意味で〈絶望した!

原作と少しも食い違うこと許さないのも痛々しいが原作を観ずに、原作を知るが故にアニメ版とのギャップに戸惑い・怒るオタク達にばかにしたような視線を送る人はもっと情けないように思いますが?

相変わらず回りくどい文章やな すまん