ジャングル

前回のエントリーで参考にしたアキバBlogさんの「さらに観光地化したアキバ。「最近の秋葉は居心地が悪い」とも」について、ARTIFACTさんで目を引くエントリが追加されていたのでそれを読んで思ったのですが、Kanoseさんが引用されたで述べられているオタク=アキバではなくオタク自身も秋葉原の街にとって見ればアウトサイダーである。 つまり、今オタク系Blogで言われているアキバの観光地化でオタクがアキバから駆逐されているかのような主張は意味ないんじゃない?と言うような内容は私の前回のエントリーで「アキバにオタクが嫌う一般人?を呼び込んだマスコミの煽りと大差ないのでは?」と言う主張より遠まわしですがオタクらしいコメントの仕方のように感じました。
ですが、問題なのはオタクの聖地に土足で踏み込むような真似をする輩(これだけだと確かにKanoseさんの言うとおり今のエルサレムでのイスラムVSユダヤにおける一方を非難する主張にそっくりですね)が増えたと言うことより、(場の雰囲気をわきまえず、自分の気が赴くまま行動し、周りの迷惑を考えない連中が増えた)と言う事ではないでしょうか?こればかり、一時期今お宅といわれている側が加害者のように扱われた時期があったのも忘れてはいけない。
80年代以前からアキバで仕事をし、今ラジオ会館の4階で仕事をなさっている行き着けのある音響ショップの社長さんとフィギュアブームでYELLOWSUBMARINがラジオ会館に出店した頃に話した内容にこんなエピソードがあるのを思い出しました。(ああいうお店が増えてから、トイレが滅茶苦茶でね。壁に大便を塗りつけていく奴はいるわ。大便器を詰まらせるのは日常茶飯事。最近流行とはいえね困っちゃうよね・・・)
ちなみに今ではその後色々あったのでしょう、特に今年に入ってからアニメのフィギュアを通路側のショーケースに入れず(時々キワドイの有ったし)今ではZippoの限定版が主に置かれ、壁側のポスターも減り、そういうトラブルの話はその社長から聞かれなくなりました。ただ、最近の「秋葉=萌え聖地」的なマスコミの煽りには嫌気がさしたのか、先日「もっと儲かっていたら引っ越したいね」とボソリ。
その店もラジオ会館の最初からあるわけでもないし、その店が出来た時以前からあったお店や会社の人がどう思っていたか?それは私には窺い知る事は出来ません。

弱肉強食・月日は百代の過客にして行きかう年も旅人なり

よく、マージャン劇画読んでいると「新宿は弱肉強食で常に人が入れ替わっていく。まるでジャングルみたいだ」と言うようなくだりに出くわしますが、アキバもそうなのかもしれません。